鈴虫の一生
鈴虫は、卵の期間を含めても1年しか生きることは出来ません。しかも、8ヶ月という一生のほとんどの時間を卵の状態で土の中で過ごすのです。
鈴虫が地上で成虫として過ごすのはわずか4ヶ月。そのわずかな期間で交尾をして後世に命をつなぐ。鈴虫は自分の短い命を知っているからこそ、競い合うように鳴くのです。
10月頃~6月頃
鈴虫は10月~6月までの8ヶ月間、地中で卵として過ごします。
6月頃~7月頃
鈴虫は6月上旬頃から孵化し、幼虫として地上に現れます。
幼虫といっても鈴虫の場合はカブトムシやクワガタなどのようにイモムシ状態ではなく、成虫を小さくしたような形をしています。
鈴虫の幼虫時代の最大の特徴は『脱皮』です。鈴虫はおよそ1週間ごとに脱皮を繰り返し、平均7回の脱皮で成虫になるといわれています。
8月頃~9・10月
鈴虫は8月上旬あたりに最後の脱皮「羽化」を行い成虫になります。
鈴虫は成虫になるとオスは鳴き出し、この頃から鈴虫の交尾が始まります。
交尾を行ったオスは次第に体力を失い衰えていき、メスは卵でお腹が膨らんでいきます。メスは産卵のために栄養が必要になり、オスを食べる「共食い」を行うこともあります。
オスは9月が終わる頃、メスも地中に産卵を行った後10月中には短い一生を終えます。
そしてまたその卵が翌年の6月に孵化し、鈴虫の短いライフサイクルは繰り返していくのです。
鈴虫の飼い方・道具編
鈴虫は生命力・繁殖力が強いため、鈴虫の飼い方も簡単・シンプルです。
鈴虫ケース・・・虫かごや水槽(100円ショップのビンやプラスチックケースでも可)。フタは編み目のものなど通気性の良いものにして下さい。また、飼育する鈴虫の数が多い場合は大きめの物を。
飼育用の土・・・農薬が混じっていないことが保証されていれば近所の土でも問題ない。鈴虫の繁殖も考えると、市販されている「おが屑」などがよい。
木炭・竹炭・植木鉢の欠片等・・・鈴虫は暗いところを好むため、左記のようなアイテムで影を作ってあげると喜びます。また、鈴虫は黒い物体が好きですので、木炭・竹炭がおすすめです。
鈴虫の飼い方・エサ編
鈴虫は雑食ですから、基本的に何でも食べます。
自然界では「草の葉」「昆虫の死がい」などを食べていますので、人工的な飼い方としては「ナス・キュウリなどの野菜」「パンなどの炭水化物」「鰹節や炒り子などのタンパク質」を与えることになります。
エサを直接土に置くと腐ってしまう恐れがありますので、あげる時は切ったものを楊枝に刺して土に立てて下さい。
鈴虫の飼い方・育て方編
卵時代
鈴虫が卵の時期は特に何もする必要がないため、押し入れなどの温度変化があまりないところで保管して下さい。鈴虫の卵は乾燥状態が続くと干からびてしまうため、たまに乾燥しているチェックし、霧吹きで湿らせてあげて下さい。
3月頃に押し入れから暖かい場所へ移すと6月くらいから孵化が始まります。
幼虫時代
孵化が始まり、幼虫が現れだしたらエサをあげる必要があります。
幼虫時代の鈴虫には体の成長のための「タンパク質」が最も必要になりますので、鰹節や炒り子を小さなお皿に入れて置いてあげると良いでしょう。
成虫時代
鈴虫が成虫になったら、上記のエサをあげて下さい。エサ、特にタンパク質が不足すると共食いをする可能性が高まります。共食いが起こらないよう、エサを切らさないよう注意して下さい。
後尾が終わった後、オスが力尽きて死んだ後その死がいをメスが食べる事がありますが、産卵に向けて栄養を蓄える行為ですからあまり気にする必要はないと思います。
鈴虫飼育の注意点
鈴虫の飼い方として注意しなくてはならないことは「共食い」です。先ほども書いた通り、ナスやキュウリなどの野菜だけを与えているとタンパク質・炭水化物を補給するために共食いを行うことがありますので注意して下さい。
また、鈴虫はメス1匹当たり100~200個の卵を産みます。全てが無事孵るわけではありませんが、予想以上に増えやすいので注意が必要です。
また、飼い方とはちょっと離れてしまいますが、飼っている本人は『いい音色』と思うかも知れませんが、近所にしてみれば『騒音』と感じることがあります。特に沢山飼っていると鳴き声も大きくなりますので、近所迷惑にならないようにしましょう。
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